ポケモン・アンド・ニンジャスレイヤー

ポケモンとか忍殺など雑多に。

102という獣の数字

この数字に、ピンときたら初心者卒業な


トレーナーでない方にはサッパリだと思うので解説すると、これはガブリアスというポケモンの素早さを決める数値のひとつを表したものです。


・3値という概念
ステータスは無限ではありません。
ポケモンの種類や育て方によって上限や下限が決まっており、その中でどう調整するかでバトルの行方が変わるのです。

(なお、これから紹介する用語は基本的に非公式のものです。公式大会などでこれらを使うと迷惑になる可能性があるため、奥ゆかしさ重点)


種族値
ポケモンの種類によって決められた値です。
進化前のポケモンは低く設定され、進化することで上がります(下がるものもあります)

個体値
言うなれば、ポケモンの才能のようなものです。
HPや素早さなど6項目において32段階に分けられ、基本的にそれを32進数(0〜V)で表記します。
HPや素早さなども略する場合があり、それぞれHP=H、攻撃=A、防御=B、特攻=C、特防=D、素早さ=Sと表記するのが慣習となってます。

(例1)
A抜け5V……攻撃以外の5項目で最高値の31を持つポケモン
(例2)
31-30-30-31-31-31……2番目と3番目にあたる攻撃と防御は個体値30、他は個体値31を持つポケモン

この大小で結構ステータスに差がつき、また一部の技は攻撃タイプまで変わってしまいます。
より高い個体値ポケモンを厳選するのはトレーナーの嗜みですが、それはまたいつか……

努力値
ここまで2つは、言うなればポケモンそれぞれに生まれつき与えられた才能。
それに対して、ポケモンが積み重ねてきた努力によって変動する数値があります。それが努力値というものです。

ざっくりまとめると、HPや素早さなど6項目において最大252、合計510ポイントの数値を割り振ることができます。
ポイントを割り振る方法は様々ですが、特定のポケモンを倒すと決まったポイントが割り振られるため、現在では群れバトルを利用したポイント振りが主流となっています。


これら3つの数値に、ポケモンのレベルや性格の要素を併せて計算したものがステータスとして表示されるのです。

HP=(種族値×2+個体値努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10

それ以外={(種族値×2+個体値努力値÷4)×レベル÷100+5}×性格補正


例えばレベル50の陽気6Vガブリアスに、H204-B52-S252の努力値を振る場合。
ガブリアス種族値は、上から108-130-95-80-85-102です。
(冒頭の102という数値は、ガブリアスの素早さ種族値のことだったんですね)
上記の式に個体値=31を当てはめると、

HP=(108×2+31+204÷4)×50÷100+50+10=209
攻撃=(130×2+31)×50÷100+5=150
防御=(95×2+31+52÷4)×50÷100+5=122
特攻={(80×2+31)×50÷100+5}×0.9=90
特防=(85×2+31)×50÷100+5=105
素早さ={(102×2+31+252÷4)×50÷100+5}×1.1=169
(小数点は都度切捨て)

よって、このガブリアスのステータスはH209 A150 B122 C90 D105 S169となります。


最初は分かりにくいかもしれませんが、コツさえ掴めばポケモンバトルを深く堪能できることでしょう。
ぶっちゃけ、偉そうな事を言える立場じゃありませんが、初心者のトレーナーの助けになれば幸いです。